巣鴨信用金庫 江古田支店
東京, Japan
- Architects
- emmanuelle moureaux
- Location
- 東京, Japan
- Year
- 2012
巣鴨信用金庫は「喜ばれることを喜びに」をモットーに「ホスピタリティバンク」を目指している。
手掛けるのは今回4店舗目で、建築設計全てを手掛けたのは3店舗目だ。一貫して求められているのは「1秒でも長く居たくなる信用金庫」。
敷地は多くの店舗が並ぶ商店街で、交通量の多い通りと幅員の狭い歩道に面している。街との距離感がとても近い店舗だったため、その雰囲気をカラフルな色と一緒に店舗内に混ざり合うように取り込もうと考えた。
建物は敷地境界から2m程セットバックしデッキスペースを設け、そこへ高さ9mのカラフルなスティックを虹のシャワーのように見立て街に余裕と色彩を還元した。
エントランスを入るとそこは店舗内に連続する中庭の一部だと分かる、これも外と内が混ざり合うような仕掛だ。店舗内で中庭を横切るとそこは光溢れ、まるでカフェのような吹き抜けのフリースペースとなる。見上げるとカラフルなスティックと中庭に植わる青竹が呼応するように伸びている。
外部のデッキスペース、内部のフリースペース、外部の中庭、内部の窓口が四層を構成し、この幾重にも重なったレイヤーがガラスに反射し複雑な影と共にさらに混ざり合い奥行き感を出している。
「リズムのある空間。
重なり合う細いシルエットは、色と色が混ざり合い、視点によって風景が常に変化し、リズムのある空間を生み出す。
内と外が混ざり合う空間。
色が外から中まで広がり、「色間/shikima」から見える幻想的な風景に触れたくて、自然と中へ入る。
中に竹の庭があり、色のシルエットに竹のシルエットがかさなり、内と外が自然に混ざり合う。
垂直にのびる空間。
色が空から降っているように、スッと伸びている。
rainbow shower,
色のシャワーを浴びると、こころが自然とリフレッシュする。」
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