今、ここにいるよ。
東京, Japan
- Architekten
- emmanuelle moureaux
- Standort
- 東京, Japan
- Jahr
- 2016
クライアント : 三菱電機
東急プラザ銀座の一角にある三菱電機の施設、METoA Ginza。ここで開催された「銀座の中の宇宙」展でインスタレーションを発表した。モチーフとしたのは、三菱電機が開発した準天頂衛星のセンチメータ級の測位精度。人工衛星の技術を美しく、親しみやすい表現で可視化した、来場者参加型のインスタレーションが誕生した。
準天頂衛星は、宇宙約4万キロメートル(32,000~40,000km)高度から自分のいる場所(x,y,z)を、センチメータ級の精度で測ることができる。日本の真上を通る正確な軌道により、日常的に使うGPSやカーナビの精度向上にも期待されている。このインスタレーションは、宇宙をテーマにした展示の中であえて視点を地球に向け、銀座の雑踏をイメージした100色に彩られた18,000人の同じ女性のシルエットで構成されている。人混みの中には女の子2人とネコ1匹が迷い込み、「迷子」を捜してもらうインタラクティブな企画で来場者と距離を縮める。
重なり合う女性のシルエットが成す世界。
ふと気が付けば、私たちは同じような日々を繰り返し、同じように見える人々が行き交う中に埋もれていく。
自分の存在と居場所を自分自身に問いかける。
Dazugehörige Projekte
Magazin
-
Winners of the 5th Simon Architecture Prize
vor 4 Tagen
-
2024, The Year in …
vor 5 Tagen
-
Raising the (White) Bar
vor 6 Tagen
-
Architects Building Laws
vor einer Woche