RESTAURANT LAINE
神奈川県鎌倉市, Japon
- Architectes
- 高内智紀/TAADS
- Lieu
- 神奈川県鎌倉市, Japon
- Année
- 2022
「鎌倉らしさを残した古民家改修によるレストラン兼用住宅」
昭和初期に建設され、森の中でひっそりと佇んでいる洋館のリビング・キッチン・浴室の有った1Fを飲食店として改修しました。
内部の下地を解体すると、歴史を感じる経年変化をした柱・梁が顔を出したため、鎌倉らしさとして、既存躯体をうまく利用しながら意匠を起こしました。
玄関に入ってすぐ脇にある三角形の窓は、既存の筋交いにより生み出された形状で、
それに合わせて天井を斜めに切ることにより、この建物ならではの個性的な非対称の線を意識して描いています。
素材は、既存の床をそのまま生かすことから始まり、それに合わせて躯体を塗装、また、自然素材ならではの玄昌石を壁に貼ることにより、本物ならではの重厚感が空間に落ち着きをもたらします。
ペンダントライトを吊るレールは、無垢材を掘り込み上から吊ることにより、角度の付いた斜めの線が飛び交う中、唯一、直線的な軸として印象的に浮かび上がるように意識しています。
鎌倉で長年レストランをされてきたレネさん達の次の相棒として、新旧が混在した歴史を感じられる空間となっています。
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