TSC / SUKIMA
神奈川県平塚市, Japon
- Architectes
- 土田拓也/no.555 一級建築士事務所
- Lieu
- 神奈川県平塚市, Japon
- Année
- 2015
新たな住宅が建ち並ぶ平塚の住宅街の一画。
大きな車に、BMXバイク・スノーボードなどアウドドアのツールを数多く所有していた事もあり、それらがきちんと収納でき、ストレスなく生活できるような家を模索。
まず、建物を平面的に変形させ、残された隙間(スキマ)に、外構の庭・駐車スペース・手洗い場を生み出す。
内部にもスキマ空間を作り、2つの木箱の間にできるスキマが、リビングとなり、自転車や花を置くスペースともなる。
それは断面的にも存在し、2つの木箱それぞれの上部と下部にスキマを取ることで、そこがダイニングやベッドルームに。
木箱のないスキマスペースは2層分の吹き抜け空間となり、リビングは建物中に広がりを持つこととなる。
スキマ空間のつながりにより、限られた空間の中で最大限のリビング空間が生み出されている。
「隙間」とは、通常、「空き・あいだ」などといった必要性の低い空間を示す。
しかし、それをポジティブ側に変換し、内部では主体空間をつなぐ有効な役割、外部では画一的になりがちな街並みにゆとりを生み出す役割とし、発想を逆転させた事で生まれた計画となっている。
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