牛窓の家
日本
- 場所
- 日本
- 年
- 2018
定年を機に関東から移住されたご夫婦二人暮らしの住宅。
温暖な気候と災害が少ないという点から岡山県の南西部、瀬戸内市牛窓町に決められた。
敷地は瀬戸内海にほど近い、町の分譲地。
ご夫婦は海外生活が長く、その土地土地で購入された家具や雑貨、絵画をたくさん持たれている。
余生を過ごす住まいの計画であるため、毎日が楽しく過ごせること(刺激がある)、
たくさんの家具や絵画を飾れることを重点に置き設計をした。
またコストバランスも考え、出来る限りシンプルな形にし、コンパクトながらも大きなボリュームが出る空間となるよう検討を重ねた。
絵画を飾るために大きな壁面を斜めに設け、その先に三角形のスペースを付け足した。
切妻屋根の天井と斜めの壁、三角形平面のスペースにより、多面体のような空間となり、床面積では約十六帖程度のスペースが広々と感じられる。
開口部の位置や取り入れ方を工夫することで、空間に入ってくる光の変化を一日中楽しむことができる。
真っ白な空間であるが、家具や絵画を飾ることで生命力あふれる住宅となった。
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