外観
写真 © BAUHAUS NEO
外観
写真 © BAUHAUS NEO
外観
写真 © TAKUMI OTA PHOTOGRAPHY
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内観
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内観
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内観
写真 © TAKUMI OTA PHOTOGRAPHY

Modelia Brut KAGURAZAKA

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場所
東京都新宿区, 日本
2018
クライエント
Nobumitsu Ohashi/Shukou Kensetsu
チーム
Ryuichi Sasaki, Gen Sakaguchi, Anna Kwapien, Yuriko Ogura
共同設計
奥村梨枝子/YTRO DESIGN INSTITUTE
PRODUCER
郷内秀峰/モデリア
家具
横井浩司/カリモク家具
建築主
大橋伸光/秀光建設
施工
中村弥工務店

新宿区横寺町に位置する集合住宅。すぐ近くには江戸時代から文化が根付く神楽坂がある。入り組んだ路地空間には未だ新旧が混在する奥深い魅力に溢れる場所だ。
このプロジェクトでは、江戸時代は坂道ではなく階段状であったと言われる神楽坂、そして路地空間をコンテクストとして捉えた時、建築にどのような表現が生まれるのかを模索した。
緩やかなステップを下がり建物へと誘うアプローチの床面には瓦タイルを用い、塀は杉板型枠によるコンクリート造とすることにより表情を加えた。また、照明器具を背後に配したコンクリート塀を正方形の木枠開口で切り取り、夜間には床面に印象的な光が広がるよう設計した。
ファサードでは、大きな平滑なRC打放し面のボリュームの中に正方形に象った開口を奥まった面に配置し、杉板型枠で表現した。また前面道路側は視線交錯を避けるように開口を少しずつシフトさせた。この開口配列により光や風、風景を取り込みつつ周辺住民間のプライバシーに配慮すると同時に、コンクリートという重たい素材に軽やかさを与える試みをした。
住戸内部は白色の壁とコンクリート打放しで構成し、無駄をそぎ落としたシンプルなディテールと仕様を徹底した。集合住宅における最小限の形を追求し、モノに支配されない豊かさ、持たない生活の形、ライフスタイルと直結したミニマリズムを提案した。扉を設けずに確保した収納スペースは、コンパクトな書斎になり得る。住み手の自由な暮らし方のきっかけとなることを意識して室内空間を構成した。住戸内のアクセントとして、家具用ウォールナット材の廃材を再利用した巾木、落ち着いた表情を見せるウォールナット材の下足箱、またキッチンではウォールナットとステンレスの異なる素材のバランスを追求した。

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